森の戦士ボノロン ポラメル復刻版 【合本シリーズ】2009年

作品概要
【この合本版には、『森の戦士ボノロン ポラメル復刻版』2009年2月号~12月号が収録されています。】
《2009年2月号 涙のちかいの巻》
妖精ユリシアのすむ森に遊びにやってきたボノロンとゴン。ボノロンは、ユリシアを見ると悲しくなると言います。そんな時は、ポケットに入れている青く美しい宝石を見つめます。そうすると、悲しみが消え、勇気がわいてくるのです。ボノロンはゴンに、この宝石の話をはじめました。それは、まだボノロンが小さかった頃のこと。よく泣く子だったボノロンをいつもなぐさめてくれたのは、同じタスムン族のユリシアでしたーー。
《2009年4月号 勝ったのはだれ?の巻》
フェネック王国の王様の座をかけて、フェネック3兄弟はかけっこをすることになりました。勝った者は次の王様になり、ビリになった者は国を追い出されてしまいます。一番小さい末っ子のショーンは、お兄さんたちに負けるのはわかっていました。ショーンがバオバブの木の下で涙を流すと、ボノロンとゴンがあらわれて、願いごとを聞きます。するとショーンは意外な願いごとを口にしますーー。
《2009年6月号 ゴミだらけの湖の巻》
ネグセドリのグウは、毎年訪れる湖が汚くなっているのを悲しんでいました。ゴミでいっぱいになった湖は、エサもなくなり、もう来年は来られません。たくさんの思い出がつまった湖なのに……。グウの涙はカウリの巨木を伝ってボノロンに届きます。ボノロンもゴミだらけの湖を見てびっくり。湖をきれいにするために、ボノロンたちはあるところへ出かけていき……。
《2009年8月号 君を待ちつづけて…の巻》
巨木のかげでお昼寝をしていたボノロンたち。晴れているのに、ふしぎと水のしずくが落ちてきます。なんとそれは木が流した涙でした。イヌカツラと呼ばれるその巨木には、飼い主のテオを待ちつづけて命を落とした犬のミックのたましいがやどっていました。木になってもまだ帰りを待つ、けなげなミックに心を打たれたボノロンは、あることを思いつきます……。
《2009年10月号 うその手紙の巻》
パコはママのことが大好き。けれども、そんな大好きなママが隠れて泣いていることを知ります。きっと、パパが帰って来ないからだ! と考えたパコは、ボノロンにママを元気にするためのお願いをします。それは、「うその手紙」を書いてはげますこと。うそはいけないのではと、ボノロンたちは心配します。はたして、パコのママは喜んでくれるのでしょうか……?
《2009年12月号 三日月の歌の巻》
赤い羽根の小鳥ピオは、飼い主のアンのまくらもとで毎日歌っています。病気のため、一日中ベッドの中で過ごすアンにとって、ピオの歌は苦しみを忘れられるすてきな薬だったのです。
ところが、ある日突然ピオは歌えなくなり、家を追い出されてしまいます。
巨木の下で涙を流すピオの前にボノロンがあらわれます。大好きなアンのために、ピオは何をお願いするのでしょうか……。




作品レビュー(関連商品を含む)
この作品にはまだレビューがありません。 今後読まれる方のために感想を共有してもらえませんか?