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長年続いた政権体制がマンネリ化し社会不安も増大していた江戸後期、 後に明治維新の中心となる薩摩藩では破綻寸前の財政を改革すべく、調所笑左右衛門広郷が悪戦苦闘していた。 53歳という、現在でいえば定年間近の官僚が、出世や保身ではなく、 文字通り命を賭けて「国」を立て直すため御法度にも手を染め、その責を負って悲劇的な最期を遂げる。 彼の働きがあってこそ、薩摩藩は維新のリーダーとなることができたのである。
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