塔の中のペルセフォネ (1巻 全巻)

作品概要

謎めいた男に囚われた、無垢な令嬢の運命は――

貴族でありながら社交の場になじめないペルセフォネ。
ある日、遠乗りの最中に怪しい男たちにでくわすが、謎めいた眼帯の男性に助けられ、彼のもとでしばらく過ごすことになる。
いったい、私をどうするつもりなの? ところがハデス卿と名乗ったその彼は、実に魅力的な人物だった。
次第に惹かれあうふたりだったが、数か月後、ペルセフォネは無事に自宅へと戻され、やがて訪れた社交シーズン。
舞踏会で侯爵を紹介された彼女は絶句する。
ハデス卿! なぜあなたがここに…?