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3年前、4月最後の雪が降ったその日、たったひとりの姉が死んだ。婚約者を残して――亡き姉の婚約者だった英司に片思いをしている旭。英司が自分を甘やかすのも、優しくするのも全部姉の代わりだとわかっていた。思いを伝えられなくても、恋が叶わなくても、ただ側に居られるだけで良いと思っていたのに…。哀しく優しい春の雨をくぐり抜け、英司と旭が辿り着く先は……?切なさが胸を締め付ける、感動の恋物語。
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